二本松提灯祭りは福島県二本松市で行われる、
日本三大提灯祭りの一つです。
また、福島県重要無形民俗文化財にも指定されています。
例年たくさんの人が訪れる人気のあるお祭りです。
2019年の二本松提灯祭りにの日程や時間などご紹介していきますね。
【日程】2019年10月5日(土)~10月7日(月)
10月5日(土)「宵祭り」
10月6日(日)「本祭り」
10月7日(月)「後祭り」
※小雨決行です。
※10月5日(土)が雨天中止の場合、
6日(日)か7日(月)に順延予定です。
※2018年までは、10月4日~6日の日程でしたが、
2019年から10月の、第1土・日・月の日程で開催になります。
間違えないように気を付けてくださいね。
日程・時間の詳細
10月5日(土)「宵祭り」
17時~ | 御神火祭(二本松神社) |
17時50分~23時30分 | 夜の合同引き廻し(7町合同) |
10月6日(日)「本祭り」
8時25分~14時50分 | 昼の引き廻し(7町合同) |
9時27分~10時20分 | 太鼓台宮詰(二本松神社) |
16時30分 | 若連による神輿(二本松神社) |
18時30分~19時 | 宮入れ(二本松神社) |
夜 | 各字7町ごとの引き廻し |
10月7日(月)「後祭り」
16時55分~20時15分 | 夜の合同引き廻し 3町合同(武田・根崎・郭内) |
17時~20時30分 | 夜の合同引き廻し 4町合同(若宮・松岡・本町・亀谷) |
※太鼓台の運行は道路状況や天候によって変動します。
※二本松提灯祭りは小雨決行ですが、
天気によって日程が変更になる場合もあるので、
心配な場合は公式サイトをチェックするようにしてくださいね。
二本松提灯祭りは全部で7つの町(本町・亀谷・竹田・松岡・根崎・若宮・郭内)によって、
7つの「太鼓台」の引き廻しが行われるお祭りです。
昔は歌舞伎人形を太鼓台の上に飾り付けていましたが、
現在はたくさんの提灯が吊り下げられています。
一台あたりなんと300個もの提灯が吊り下がっています。
一日目の宵祭りでは、
提灯の灯りが点々として美しい光景が魅力的ですよ。
7台合同で太鼓台が並ぶ姿は美しくも迫力があります。
引き廻しは二本松神社周辺を、お囃子に乗せて移動します。
二本松提灯祭り屋台(出店)の営業時間は?21時頃には終わりかも?
お祭りの楽しみと言えば、屋台(出店)ですが、
二本松提灯祭りでは例年約200店舗の屋台(出店)が出ているそうです。
二本松提灯祭りの屋台(出店)の情報を説明していきますね。
まず屋台(出店)の場所ですが、3つの通りに並んでいます。
・「若宮・松岡通り」
・「二本松駅前通り」
・「根崎・武田通り」
屋台が一番多いのが「若宮・松岡通り」です。
営業時間ですが、はっきりと決まっているわけではなく、
売り切れになると終了していくようです。
初日の宵祭りでは、23時頃までお祭りが行われているので、
屋台も遅くまで営業しているようですね。
どうしても買いたいなど、お目当ての屋台があるならば、
あまり遅くならないように、時間に余裕を持って行ってみましょう。
例年どんな屋台(出店)が出ているのでしょうか。
食事系
・お好み焼き・たこ焼き・焼きそば・あゆの塩焼き・イカ焼き
・海鮮串焼き・牛串ステーキ・唐揚げ・フランクフルト・焼き鳥
・とうもろこし・ラーメン・玉こんにゃく・フライドポテト
・チヂミ・きゅうりの一本漬け・じゃがバター など
スイーツ系
・クレープ・りんご飴・あんず飴・飴細工・今川焼・綿あめ
・サツマスティック・かき氷・チョコバナナ・ベビーカステラ
・トルコアイス
飲み物など
・電球ジュース・タピオカジュース・ジュース各種
・ビール など
おもちゃなど
・金魚すくい・ヨーヨー釣り・スーパーボールすくい・輪投げ
・数字合わせ・お面・射的・宝石すくい など
定番の屋台から、時代に合ったものなどさまざま出ているようです。
人気の屋台は行列必須で、売り切れになってしまうこともあるので、
早めの行動をおすすめします。
二本松提灯祭りは無料駐車場がある?市民交流センターPは有料です!
二本松提灯祭りでは、無料の臨時駐車場が設けられます。
無料臨時駐車場は次のとおりです。
無料臨時駐車場
二本松市役所
福島県二本松市金色403-1
県立霞ヶ城公園
福島県二本松市郭内3丁目
二本松文化センター
福島県二本松市榎戸1丁目92
二本松南小学校グラウンド
福島県二本松市亀谷2丁目123
※無料臨時駐車場は合計で約1,500台が駐車可能です。
無料なので早いうちに満車になることが考えられます。
※二本松南小学校グラウンドの駐車場は雨天時ぬかるんだ場合は、
閉鎖することがあるので注意が必要です。
※県立霧ヶ城公園駐車場(第一駐車場)は10月7日(月)、
3町合同引き回し出発式のため、使用できなくなります。
無料臨時駐車場は例年人気があり、
二本松提灯祭り当日の午前中には満車になってしまうほどです。
本祭りは朝早くから行われるので、特に難しいでしょう。
無料臨時駐車場に駐車するのが厳しい場合は、
会場周辺の有料駐車場もチェックしておくと安心ですね。
また、こうした無料臨時駐車場のほかに、
市民交流センターの駐車場が有料で開放されます。
この駐車場は会場に近くて便利ですが、
駐車台数が少ないので早めに向かうことをおすすめします。
この市民交流センターは無料ではなく、有料なので気を付けてくださいね。
有料駐車場
市民交流センター
住所 | 福島県二本松市本町2丁目3-1 |
駐車台数 | 126台 |
営業時間 | 9時~21時(施設の開館時間) |
料金 | 最初1時間無料/その後1時間100円 |
路上駐車は太鼓台の運行や歩行者の妨げになってしまいます。
絶対に路上駐車をしないように気をつけましょう。
二本松提灯祭りの交通規制・通行止めは?若宮・松岡通りはほぼ終日!
二本松提灯祭り、お祭り期間中は大変混雑します。
そのため例年交通規制もされており、通行止めの道路もあります。
交通規制される時間帯や、通行止めの通りなどの道路情報を、
事前にチェックしておきましょう。
祭典中の車両通行規制時間
10月5日(土) | 9時~23時 (若宮・松岡通り) 23時~翌日9時(二本松駅前) |
10月6日(日) | 9時~22時 (若宮・松岡通り) 前日23時~9時(二本松駅前) |
10月7日(月) | 9時~22時(若宮・松岡通り) |
太鼓通過時間に合わせて規制される通り
二本松駅前/本町通り/久保丁坂/郭内通り/竹田坂/亀谷坂
太鼓台の通過時に車両交通規制・駐車禁止される通りなど
まゆみ通り(一方通行)/二本松市役所周辺道路
ほか規制される通り周辺道路
二本松提灯祭りのメイン会場となる若宮・松岡通りは、
終日ほぼ通行止めになります。
屋台もここ若宮・松岡通りに多く並ぶので、車両は入れません。
また、バスも規制されるので気を付けてください。
バスは10月5日(土)~7日(日)の3日間、
全ての時間帯で二本松駅前には入りません。
お祭りの期間は、市街地何ヵ所かに臨時発着所が設けられます。
バス臨時発着所
・若宮信号の角
(二本松・若宮/原瀬・岳温泉・JICA方面行)
・小浜街道入口信号の角
(仮御免町/小浜・鈴石方面)
・文化センター入口信号の角
(仮御免町/針道・福島・塩沢方面)
・根崎信号の角
(仮根崎/福島方面)
・塩沢街道入口角
(御徒町/6日のみ塩沢方面)
交通規制や通行止めの箇所を通行予定の方は、
現場にいる若連の方々や警察官、交通警備等の指示に従いましょう。
二本松提灯祭りの開催場所とアクセスは?JR二本松駅から徒歩3分!
二本松提灯祭りの開催場所やアクセス方法について説明していきますね。
まず、二本松提灯祭りの開催場所は、「二本松神社」になります。
そして二本松神社の周辺を、提灯を付けた太鼓台が引き廻ります。
お祭り当日は二本松神社へは電車でのアクセスが便利です。
二本松駅を出たら、北へ向かう道路を真っすぐ直進します。
突き当ったら、右に右折したところが二本松神社です。
徒歩約3分と近いですし、分かりやすい場所にありますね。
二本松神社
福島県二本松市本町1-61
電車でのアクセス
JR東北線 二本松駅~徒歩約3分
※東北新幹線を利用する場合
「郡山」駅で下車→東北本線・福島方面行きの電車に乗る→
「二本松駅」で下車
(郡山駅~二本松駅:およそ22~24分で到着します)
車でのアクセス
東北自動車道 二本松IC~約5分
※東北自動車道・二本松インターで降りる→
一般道を通り約5分で二本松市街地に到着します。
※二本松提灯祭り当日は、交通規制などもあり、
周辺道路は大変混雑すると思われます。
開催場所である二本松神社に、直接車でアクセスするのはやめましょう。
車を利用する場合は駐車場を事前に調べるなどして、
余裕を持って向かうようにしてくださいね。
二本松提灯祭りのメインである提灯を付けた太鼓台ですが、
二本松神社の周辺を廻ります。
なので太鼓台が通るルートである二本松神社の周辺も、
二本松提灯祭りの会場となっています。
屋台も二本松駅周辺~二本松神社へと出店しています。
二本松駅を降りたら、お祭りムードに包まれていることでしょう。
二本松提灯祭りの歴史って?二本松神社を領民に開放したのが始まり!
二本松提灯祭りはいつから始まったのでしょうか。
ここでは、二本松提灯祭りの歴史についてお話ししますね。
それは江戸時代にさかのぼります。
寛永20年(1643年)徳川家光の時代に、
陸奥二本松城に城主として入部したのが、丹羽光重公です。
丹羽光重公は、「良い政治を行うためには、
まず領民に敬神の意を昴揚させることである」、と考えました。
そして、現在の栗ヶ柵という地に二本松神社を建て、
領民は誰でも自由に参拝できるようにしたのです。
このように領民に神社を開放したのが、
二本松提灯祭りの始まりといわれています。
それから領民は、
お神輿を担ぐなどしたお祭りを行うようになりました。
「太鼓台」と呼ばれる歌舞伎人形などを飾る飾り台、
暗い足元を照らすために備え付けられた提灯などが登場していきました。
お祭りの日程が10月4日~6日に決まったのは、
大正7年(1918年)からです。
明治時代から毎年開催されるようになりました。
古くからの歴史ある二本松提灯祭りですよね。