お中元の渡し方の注意点!失礼のないよう知っておきたいマナーとは?

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お中元は、日頃からお世話になっている人に感謝をこめて贈る物です。

 

首都圏では6月下旬~7月15日までです。

ただし、関西などの旧盆がある地域などは、
8月15日までが大体の時期となっています。

 

お中元を贈る際に気を付けたいマナーとして、
贈ってはいけない物がありますので注意しましょう。

  • 靴下・下着などの身に着けるもの
  • はさみ・包丁などの刃物
  • 贈り先の相手が勤める会社のライバル社製品
  • 現金・商品券

これらは、原則として不適切な品とされています。

 

また、魚などの生ものを贈る際は、
相手に電話などで都合を聞いてからがベストです。

旅行や、アレルギー体質などで食べられない場合があります。

 

さらに、取引先に贈る場合は、
競合他社の製品は避けることが必須です。

そして、配りやすいように個包装になっていて、
長持ちする品にしましょう。

 

熨斗をかける際は、紅白の水引で蝶結びになっているものです。

表書きに「お中元」で、下に自分の名前を書きましょう。

 

もし、お中元の時期を過ぎてしまっていたら、「暑中お見舞い」に変更します。

立秋の8月8日以降なら「残暑お見舞い」になりますね。

 

金額の相場は、3,000円~5,000円です。

相手が上司にあたるなら、5,000円が無難でしょう。

 

品物は迷いがちですが、少人数の家には量より質で、
普段は食べないような老舗のお菓子にすると喜ばれます。

逆に、お子さんがいて大家族の場合は、
家族みんなで楽しめるジュースやゼリーなどが良いですね。

 

手渡しする場合は、風呂敷に包んでお持ちするのがベストです。

もし、紙袋しかなければ、袋から出して相手に表を向けて渡しましょう。

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お中元を現金で送る場合の注意点!気を遣わせない正しい渡し方とは?

お中元は原則として、
現金・商品券はマナー違反となっていますが、例外もあります。

お茶やお花、ピアノなどのいわゆる「お稽古事」と、
お子さんの塾の先生に対して贈る場合があてはまります。

 

多くのお弟子さんや生徒がいる場合、
品物で贈られると溢れかえってしまいます。

また、いただいた現金で、
お稽古のお道具を買いそろえますという場合もあるようですね。

 

さらに、相手から「現金・商品券で」とハッキリ明言されたなら、
かまわないとされています。

 

現金の場合の要チェックポイント

  • 金額
  • 熨斗袋の書き方
  • 渡し方

金額の相場はさまざまですが、
「月謝半額」「月謝1か月」くらいが多いようです。

端数の出ないようにキリのいい金額で、新札を用意しましょう。

 

お札を入れるのは「熨斗袋」です。

紅白の水引で蝶結びの熨斗に、「御礼」「お中元」と書き、
下に名前を書きます。

 

肝心の渡し方ですが、
これは以前からの慣習によるものがほとんどです。

そのため、先生からの指示に従うか、
先輩方に倣うようにしましょう。

 

月謝を渡す日に一緒に渡す場合や、
お稽古のあとに渡すことが多いようですね。

 

ただし、茶道の場合は扇子に熨斗袋をのせて渡すことが多いようです。

また、菓子折りを別に用意して、
それを台として上にのせる方法もあります。

 

いずれも教室や流儀により異なりますので、
初めての時はきちんと確認しましょう。

勝手にやってしまうと、
「抜け駆け」と取られてしまい、
トラブルになることがあります。

喪中の期間にお中元は送っても大丈夫?知っておきたい基本知識!

喪中の期間でも、お中元を送ることは可能です。

 

ただし、四十九日が過ぎていない場合は、
時期をずらしましょう。

 

お中元としてではなく、
暑中お見舞いあるいは残暑お見舞いとして送ります。

 

もし四十九日などが分からなければ、
念のためお中元の時期が終わってから、
暑中お見舞いや残暑お見舞いとして送ると安心ですね。

喪中の時のお中元、贈るなら知っておきたい「熨斗」の違いとは?


通常のお中元の場合は、紅白の水引で蝶結びの熨斗をかけます。

 

ただし、喪中の時には違いますので注意しましょう。

 

熨斗は、紅白の水引ではなく「白無地」の奉書紙に、
「暑中お見舞い」と表書きします。

 

熨斗には何種類かあります。
例えば、結婚祝いなら10本の紅白の水引で結びきりと言われるものを使います。

 

出産祝いや入学祝いなら、5本の紅白の水引で蝶結びですね。
基本的に、おめでたいことには紅白の水引と覚えておきましょう。

 

ただし、何度も繰り返しがない方が良いとされている結婚や病気の快気祝いなどは、
結びきりというすそが上にはねた形です。

 

熨斗の種類を間違えると重大なマナー違反になりかねません。
しかし、素人には複雑な事情の場合はどれを選べば正解なのか分かりにくいものです。

 

デパートなどでは店員に、「誰にどんな事情で贈るのか」をハッキリ伝えると良いですよ。

まとめ

お中元の時期は品物に迷うことが多いですね。

 

アルコール類などの嗜好品は好みを把握していないと、
逆に迷惑になったりすることがあります。

 

そこで、老舗ブランドの菓子折りがオススメです。

特に、季節感のあるものは喜ばれるでしょうし、
お客様用に役立つこともあります。

 

あるいは、毎年同じ品を送ることで、
「そろそろ夏だなあ」と季節を告げる印象深い相手となることもできますね。

 

もしお稽古事などで先生に渡す場合は、必ず周りに倣いましょう。

みんなが郵送するなら自分もそうした方が賢明です。

 

手渡しでも、郵送でも、
「いつも大変お世話になっております。」
などの一言を添えると良いですね。

 

喪中の時でも時期をずらせば大丈夫なので、
体調などを案じる簡単な手紙を添えて送るととても慰められます。

 

一年に一回のお中元を大切にしたいですね。

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