朝起きたらなんだか肩がこってる…。
しっかり寝ているはずなのに体がだるい・・・。
それ、実は枕が原因かもしれません。
布団やマットレスにはこだわっても、枕をこだわって選ぶ人は以外と少ないのです。
特に女性は、色や形など、インテリアとしての見た目を重視して寝具を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
寝起きに肩がこっている人は、枕が高すぎるのかもしれません。
枕が高いと、寝ている間アゴが下がって前傾するため、
肩に負担がかかって、肩こりの原因になります。
人の睡眠時間は、人生の3分の1と言われています。
それほどの時間をあっていない枕で寝ていたら、そりゃ肩もこるはずです。
今回は、簡単に出来て肩こりもスッキリする枕の作り方や選び方をご紹介致します。
肩こりさん必見!枕はタオルとの組み合わせが最適!作り方を大公開!
枕で肩こりを改善するといっても、枕を新調する必要はありません。
あるものを使って肩こりを改善できる枕が作れるのです。
そのあるものとはタオル。
もっと細かく言うとバスタオルです。
バスタオルを使って、首に絶妙にフィットした「タオル枕」を作ることが出来ます。
作り方はとっても簡単。
バスタオルを横向きに広げ、たてに折り畳みます。
次に、横に折り畳みます。
最初の状態より一回り小さな長方形が出来たら、
縦の辺をコロコロと転がすように巻いていきます。
飲食店で出てくるような、おしぼりのようになったでしょうか?
これだけで、タオル枕の完成です。
これだけで、肩こりが改善できるのでしょうか?
納得頂くためにも、このタオル枕の使い方と仕組みをご説明致します。
まず、タオル枕は、頭を乗せるのではなく、
首の頚椎(けいつい)、うなじの辺りを乗せ、
マットレスと首との間を埋めるようにして使います。
実は眠る姿勢において、このうなじの部分が最も大切なのです。
枕の売り場に行くと、枕に出っ張りがついたような、
変わった形の枕を見つけられるかと思います。
この枕は「首枕」、「ヒトコブ枕」と呼ばれ、文字通り首に優しい寝姿勢を追及した枕です。
ラクダのコブのようになっている部分に首を乗せることで、
首に負担をかけない姿勢を維持することが出来るのです。
これとほぼ同じ効果がこのタオル枕にも期待できるのです。
首に優しい寝姿勢とは、「肩口から頭が10〜15度の傾斜」であること、
「顔の傾きが5度程度」であることがポイントになります。
このポイントを押さえることで、首に負担のかからない寝姿勢を取ることができ、
結果、寝ている間の肩こりを防ぐことになります。
タオルをうなじのところに挟むことによって、
このポイントを押さえた姿勢が取れるという仕組みです。
タオルを折り畳む回数を多くしたり、
最後に巻く回数を多くしたりすることでタオル枕を高く、固く、
逆に回数を少なくすると低く、柔らかく調整出来るので、
自分にあった形に調整してみましょう。
理想の寝姿勢が見つかったら、
改めてその寝姿勢が維持できる首枕を購入するのもいいかもしれません。
寝起きすぐの肩こりの原因は枕が原因!予防と対策方法をご紹介
朝起きてすぐに感じる肩の重さやこりは、
枕によって首に負担が生じる寝姿勢を取っていることが原因でした。
上で紹介したタオル枕も有効ですが、
他にこの寝起き肩こりを予防したり改善する方法とはどんなものでしょうか?
寝起き肩こりを予防、改善する枕の工夫、そして、寝る前に出来る工夫もご紹介致します。
枕の高さと固さをチェック
タオル枕の説明でもご紹介したように、
寝るときには理想的な首の角度や顔の傾斜があります。
この寝姿勢から外れていけばいくほど、肩に負担がかかり、
寝起き肩こりの原因となります。
例えば、高すぎる枕では、当然首から頭にかけてが前傾してしまうため、
首に負担がかかります。
同様に、枕が固すぎても、首が圧迫されてしまい、
自然な傾斜が維持できず負担をかけてしまうのです。
逆に低すぎたり柔らかすぎてもいけません。
試しに究極の低さである、「枕なし」でベッドに横になって見てください。
後頭部の曲線がマットレスにあたり、
結局前傾した姿勢になっていることが分かるかと思います。
柔らかい枕は、フカフカで頭をを包み込むような快適さがありますが、
柔らかすぎては、頭が沈みこんでしまい、
結局「枕なし」と同じように、後頭部が当たって前傾してしまうのです。
寝具売り場によっては、試しに横になれるスペースもありますので、
気になる寝具があれば恥ずかしがらずに一度横になって試してみると良いでしょう。
肩を温めて寝る
寝起き肩こりは枕を工夫することで改善できるのですが、
- 「別に今の枕の寝心地は嫌いじゃない」
- 「枕が変わるとなかなか眠れない」
という人も多いはず。
それだけ、枕は人によってデリケートな寝心地を提供しているのですね。
実は眠る前のちょっとした工夫でも、寝起き肩こりを予防することが出来ます。
それはズバリ、肩を温めること。
慢性的な肩こりの原因は、「冷え」による肩の血流の悪化で、
肩周りの筋肉に「張り」が生まれることによります。
実際、冬場に肩まで布団を被せているつもりでも、
肩まわりは隙間があいて、冷たい空気が入って来やすいのです。
肩まわりを温めて、血流を良くすることで、寝起き肩こりを予防できるというわけです。
実は、仕事でもプライベートでもパソコンやスマホが欠かせない現代、
肩こりはほとんどの人に起こりうる、現代病ともいえるものになりつつあります。
そこで、最近はレンジで温めるだけで、肩に乗せて肩を温められるグッズなど、
肩こり対策グッズがかなり開発されています。
そうしたグッズを使うほか、ネックウォーマーや肩当てなど、
肩を温めることに特化した衣類も数多く販売されています。
これらを着けて寝るだけで、寝ている間に肩が冷えることを防ぐことができ、
驚くほど肩こりの改善に役立つはずです。
実は、タオルを巻くだけでも効果はあるんですよ。
タオルは本来、汗や水気を吸収するためのアイテム。
でも、そのための分厚い素材が、保温性に優れた機能を発揮するんです。
肩こりにお悩みの方は、これらの方法、ぜひ一度お試しください。
肩こりの予防をしたいなら!枕選びにこだわって予防をするのが大事!
肩こりのない睡眠には、やはり寝具、それも枕を慎重に選ぶことが何よりも大事です。
理想的な寝姿勢、そして快適な睡眠に適した枕の選び方をご紹介致します。
まず意識して頂きたいのは、枕を選ぶときは、実際に当ててみてほしいということ。
寝具売り場には試用のための簡易ベッドが置いてあることもありますので、
実際に横になって寝てみてください。
もちろん自分のベッドではないので多少違和感はあるかもしれませんが、
その時に自然な姿勢、呼吸が出来ているかどうかが、枕選びのポイントになるのです。
枕を選ぶ時は、後頭部の一番出っ張った部分を枕の中央に置いた時に、
肩口まで枕に乗っているかということを確認してください。
首や肩口が枕から出ていると、マットレスと首の間に隙間ができて、
首が前傾してしまいます。
このときに、顔が上を向きすぎず、下を向きすぎず、
適度に前傾した形が理想です。
よく分からないという人は、寝ている時の状態から、枕を判断してみましょう。
例えば先ほどの、枕が肩口まで乗っているか。
もし、寝るときは肩口までしっかり乗せていても、
起きたら頭しか乗っていないような状態であれば、
枕が低すぎたり柔らかすぎるかもしれません。
枕が低すぎたり柔らかすぎたりすると、顔が上を向きすぎるため、
無意識に前傾を求めて枕の位置を変えているのです。
そんな人は、頭を枕の中央に乗せても、
程よい前傾がキープできるくらいの高さや固さの枕を探してみてください。
逆に、気づいたら枕が下がっていたり、枕自体をどこかへ投げてしまうような人は、
枕が高い、もしくは固くて、前傾しすぎているかもしれません。
首が辛くない、自然な鼻呼吸ができるくらいの姿勢が保てる枕を探してみてください。
また、人は寝ている間に20回寝返りを打つと言われていもす。
目が覚めたとき、寝ている姿勢は仰向けでしょうか、横向きでしょうか。
横向きの人は、横向きの方が楽なので、
寝ている間に横向きになっている時間が多いと思われます。
そんな人は、仰向けの状態で枕を選んでもあまり効果がないかもしれません。
肩の関係で、仰向けになっているときと横向きになっているときは、
頭の高さが当然違います。
横向きになることが多い人は、寝姿勢によってその形が変わる、低反発枕をお試しください。
低反発枕なら、仰向けでも横向でも、それに合わせて形を変えるため、
常にフィットした寝姿勢が保てます。
ただし、低反発枕はかなり固めの感触ですし、ウレタン繊維なので、
合う合わないが大きいかと思われます。
値段も普通の枕に比べてお高めなので、自分に合うかどうか、
やはり実際に寝てみて確かめてから買うようにしてください。
まとめ
いかがでしょうか?
快適な睡眠は、その日1日の生活を左右します。
自分に合った枕を見つけて、最高の眠りを手に入れてくださいね。