住宅ローンを繰り上げで全額返済したいけど手続きがいろいろあるの?

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マイホームの購入は、誰でも夢見るもの。

しかし、あまりにもお値段の高い買い物ですよね。

そこで、ほとんどの人は何年ものローンを組むことになります。

 

この住宅ローンは、一日も早く全額返済して楽になりたいですよね。

他にも日々の生活を送るには、とかくお金がかかります。

住宅ローンが生活を圧迫するようなことだけは、避けたいものです。

 

それには繰り上げ返済がいい、という声も聞こえるのですが…

本当に繰り上げ返済をする方がお得なのでしょうか。

 

繰り上げ返済の手続きとしては、次の2つがあります

期間短縮型

月々の返済額は変えずに、返済期間を短くする方法

返済額軽減型

返済期間はそのままで、月々の返済額を少なくする方法

 

また、金融機関によっては手数料が必要となる場合もあります。

 

住宅ローンを組んだ場合、税金の優遇措置として、
「住宅ローン控除」もありますから、ぜひ活用しましょう。

 

フラット35で団信に加入していない場合には、住宅ローン完済時に、
いざという時に備えて生命保険にも加入しておきたいものです。

 

ここでは、知っておきたい住宅ローンの返済方法について、紹介します。

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住宅ローン繰り上げ返済に適したタイミングは住宅ローン控除終了後?

住宅ローンを早く完済する方法として、繰り上げ返済があります。

それだけではなく、返済総額でもかなりお得になるとされています。

しかし、単に繰り上げ返済することでどれだけ得になるのでしょうか。

一口に住宅ローンと言っても借入額や金利は人それぞれ異なります。

 

皆さんは「住宅ローン控除」を意識したことがあるでしょうか。

これは、住宅ローンの年末時点での残高の1%を税金から免除する制度です。

期間は最大で10年、上限は40万円です。

 

繰り上げ返済のタイミングは、住宅ローン控除も大いに影響します。

 

例えば、同じ1,000万円の繰り上げ返済をするとしましょう。

① 100万円の繰り上げ返済を毎年、10年間行う。

② 10年後に1,000万円まとめて繰り上げ返済する。

 

両者では、繰り上げ返済の利息を軽くする点では、①の方がお得です。

一方、住宅ローン控除の恩恵を多く受けるのは、②です

もちろん、どれだけ特になるのかは、金利も大きく影響します。

従って、どちらが有利になるのかは、ケースバイケースとなります。

 

繰り上げ返済のタイミングは、住宅ローン控除も考慮すべきです。

住宅ローン繰り上げ一括返済は慎重に?団体信用生命保険終了に注意!

住宅ローンを退職金などで繰り上げ一括返済する人も多いでしょう。

月々の住宅ローンの返済が無くなりますから、生活は楽になります。

長年のローンの支払から解放されて、ほっと一安心できますよね。

 

しかし、繰り上げ一括返済では注意したい点があります

それは、「団信」(団体信用生命保険)の存在です。

 

住宅ローンを組む際には、団信に加入する必要があります
(フラット35を除く)

これは、長年にわたる返済期間中の、万が一に備えての保険です。

 

しかし、一括繰り上げ返済をすると、同時に団信の契約も終わります

もし他の生命保険に加入していない場合には、いざという時に困ります。

そのため、新たに生命保険に加入することも考える必要が生じます。

 

通常、生命保険は、加入する年齢が高いほど保険料も高くなります。

団信の契約終了と他の生命保険への加入に伴う出費も、考慮すべきです。

住宅ローン繰り上げ返済で残したい貯金は?生活費・教育資金・車代…

住宅ローンの繰り上げ一括返済でもう一つ注意したいことがあります。

それは、手持ちの現金がその分少なくなってしまうことです。

 

何かまとまった費用が必要な時に、貯金が少ないと困りますよね。

人生、ある日突然何が起こるか分かりません。

いざという時のために、ある程度の貯金を用意しておくことも大切です。

住宅ローンの負担はなくなっても、蓄えがないと、それはそれで不安です。

 

繰り上げ一括返済の場合、将来生ずると思われる費用を考えましょう

日々の生活費でも、突然何か必要になるとも限りません。

子供がいる場合には、教育資金もかさむかもしれません。

現在利用している車も、将来的に修理や買い替えに費用がかかります。

 

ほかにも、予期せぬ出費がかかる可能性があります。

そのためにも、ある程度余裕をもった貯金を残しておくべきです。

住宅ローン地獄から早く抜け出したい気持ちは分かりますが…

無理な繰り上げ返済はしない方が無難です。

まとめ

住宅ローンがある人は誰でも、早く完済して楽になりたいでしょう。

まとまった収入があった場合には、繰り上げ返済が頭に浮かぶはず。

繰り上げ返済は、一般には早ければ早いほど得、ともいわれています。

 

しかし、住宅ローン控除の存在も忘れてはなりません。

最大で10年間、税金の免除を受けることができるからです。

 

住宅ローンの返済は、10年がひとつの節目ととらえることもできます。

10年間毎年繰り上げ返済をして、その後一括返済するのが理想でしょう。

 

しかし、繰り上げ返済することで、実際にいくら得をするのでしょうか。

住宅ローンの返済のシミュレーションは難しいものではありますが…

 

実際の計算では、手数料や利息の扱いなどで、金融機関により異なります。

そのため、金融機関の担当者とよく話し合いの機会を持つべきでしょう。

 

繰り上げ返済の最大のメリットは、利息分の支払いを小さくできることです。

一括返済をするよりも、こまめな繰り上げ返済の方が利息分は得になります。

ただし、住宅ローン控除を考慮すると、一括返済の方が有利です。

 

また、フラット35以外の場合、団信も忘れてはなりません。

団信以外の生命保険に加入していない人は、要注意です。

生命保険は加入時の年齢が高いほど保険料が高くなります。

また、条件によっては加入できない場合もあります。

 

繰り上げ返済にこだわって、手持ちの現金が少なくなるのも問題です。

無理に早く返済しようとせず、ゆとりある返済を心掛けたいものです。

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